「南信州の女性を幸せなお母さんに」
この思いを持って日々仕事をさせていただいているのは自分自身の経験からです。
自分の半生を振り返ると、、、
幼少期から学校生活も、友達との関係も、家族との関係も特別大きな悩みを持ったことがありませんでしたし、勉強やスポーツも、それなりになんでもこなす器用なタイプだったかと思います。
様々な環境にも恵まれ、受験も仕事も大きな挫折もなく、結婚、そして出産。
そんな私の子育ての始まりは、今思い返しても喉元が苦しくなるような幸せとは程遠い時間でした。
自分以上に大切な存在を守らなければいけないという恐怖。
充分にとれない睡眠、食事、休養。
どうして良いかわからない育児。
思い通りにならない生活。
誰かに頼るという能力すら失っていました。
振り返って冷静にみれば、故郷富山からはもちろん、実家からも一度も出たことのない私が、結婚して長野に来て、馴染む暇もなく出産、育児、そこに産前産後のホルモンの影響が加われば仕方なかったのかもしれません。
ただ、今の私があの時の私のそばにいてあげたなら、あんな思いをさせずに済んだかもしれない。
心身を整える方法があると知っていたなら、あんなに苦しい時間にはならなかったかもしれない。
苦しいと打ち明けられる誰かがいたら、救われたかもしれない。
赤ちゃんを望み、それが叶えば幸せというわけではない経験をしたからこそ、
赤ちゃんが授かればそれで良しではなく、その後の幸せも見守り続けたいという思いは大きいかと思います。