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8050問題

「8050問題」という言葉、ご存じでしょうか? 若い頃から引きこもり、その状態が長期化した50代の子どもが、年金暮らしとなった80代の親と同居し、社会から孤立し困窮する問題です。記憶に新しいところで言えば、一昨年、元エリート官僚が40代の引きこもりの息子を殺害したという痛ましいニュースがありましたが、まさに8050問題へ繋がる事例かと思います。

その「8050問題」をテーマにした林真理子さんの新刊・“小説8050”をGWに読みしました。
「引きこもり100万人時代」と言われる今。小説自体は、50代の親が、部屋から出てこなくなって7年たつ20代の息子と一緒に問題に向き合っていく物語です。20代の子どもを持つ50代の私には、とても身近な問題で、子の立場、親の立場、両方に自分を重ね考えさせられました。
引きこもりやそれに伴う問題が起こるきっかけは様々で、決して親子関係が原因とは限りません。しかし、その問題を解決する糸口は、親子の中にあるのかな、とは思うのです。

15年くらい前の私の経験談です。保育園児と小学生の子育て真最中の頃のこと。お母さん同士の会話の中で、「うちの子はとろくさくて、本当に嫌になっちゃう。言ったことも、全然やろうとしないし…」「ほら、ちゃんとしにゃダメじゃないかな」「なんで、そんなことのできんのな…」などと、よく耳にするような会話を聞いていた時のこと。当時5歳の娘は、私に聞いてきました「どうして、お母さんたちは、自分の子どもの悪口を言うの?」と…。 なるほど(^^; 親にとっては、しつけや、謙遜、他人への配慮、世間体だったりするものも、素直な子どもにとっては“悪口”。ましてや、自分の親から、毎日のように聞かされれば、人格否定をされて育つようなものです。

いつの時代でも、いくつであろうと、子どもは親から褒められたいし、認められたいし、信じてもらいたい。そして、それが生きる力や自信になっていくことは間違いないですよね。

世界の発明王‘エジソン’も、学校に馴染めず小学校すら行っていません。いわゆる不登校。エジソンの母が、それでも良いと先生の替わりをし、やりたいことを応援し続けたことは有名な話かと思いますが、そのエジソンの言葉。

「私を作りあげてくれたのは、母だった。母は私を理解し、性質が向いている方へ進ませてくれた。もし母が私を認めず、信じてくれなかったら、とても発明家にはなれなかっただろう。」 
~トーマス・エジソン~

幼い子どもにはもちろんのこと、いくつになっても、子どもは子ども。「生まれてきてくれて、ありがとう」「ちゃんと生きてて えらいねー」「立派なおじさんになったねー」褒めて、認めて、信じてあげることが親の永遠の役目かもしれません(^^

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